~内容~

魅惑のトルコワインTOP

トルコワインの歴史

トルコワインの特徴

代表的なトルコワインメーカー
・Doluca(ドルジャ)
・Kavaklidere(カヴァクリデレ)
・Corvus(コルヴス)

トルコのワインはどこで手に入る?

トルコの葡萄 ボアズケレ
トルコの葡萄 ボルノヴァ
トルコの葡萄 チャルカラス

Corvus(コルヴス)

コルヴス・ブドウ園は、2002年に建築家のレシート・ソレイにより、ボズジャ島の3000年の歴史を持つ葡萄栽培とワイン生産を復興させることを目的に創設された。

ワインの歴史が古いエーゲ海の島、ボズジャ島

古代史において、非常に重要な土地であったボズジャ島(古代名テネドス)は、ダーダネルス海峡の出口に、そして、トロイの対岸に位置していたため、常にギリシャ神話の神々や、古代の伝説的な戦士たちの戦いの舞台となった。

そして、この小さいながらも豊饒な島では、数千年にわたりブドウ栽培とワイン生産がおこなわれてきた。 島の特殊な位置は、島の歴史に影響を与えただけでなく、ブドウ栽培に理想的な気候を島にもたらした。船舶が停泊するために理想的な天然港があったことは、ボズジャ島のワインが世界的に広まることに大きく貢献した。

しかし、このような歴史と自然遺産の宝庫である島は、残念ながら数千年の時を経て衰退の時を迎えた。そこで、我々は過去20年の急速な衰退にストップをかけるため、25年の建築家としての経験と基盤を活かし、ボズジャ島の遺産を守るために立ち上がった。島の特殊な地理的位置、テロワールの価値と歴史遺産に、すべての知識の集約、そして近代技術を駆使することにより、新しい側面が生まれた。コルブスの名とそのワインにより、将来にわたり長期間語り継がれていくだろう。

「カルガを追いかけて」

コルヴスのワインボトルには、1羽のカラスが描かれている。

「この大きな夢は、一羽のカルガ(カラス)の翼に乗ってやってきた。そしてこのカラスが道案内役を務めてくれた。」そして我々は2002年8月29日にこのカルガの後を追い始めた。

太陽神アポロンの息子とも言われるテネスの名を持つエーゲ海の小島ボズジャ島では、アポロンにより白から黒に変えられてしまったカルガが大空に舞い、ブドウ園は大地に根差し、さわやかな風が空と大地に吹き注ぐ。そしてこの土灰色の島(ボズジャ島は「土灰色の島」の意)の島風によって強靭になった翼をもつカルガが、我々に名前をくれた。

カルガの後を追いかけながら、一心に考えたことは、日々希薄になって行くこの島の歴史を再び日の目にさらすことだけだった。おそらく、黒い翼の隙間から見つめるカルガの瞳には、我々よりずっと前からこの島の衰退が映っていたことだろう。

我々を選び、荒涼とした土地を買わせ、土地を耕させ、ブドウを育てさせ、カルガは冷たい風に吹かれながらその様を眺めてきた。小さな根から最初の若葉が見えたとき、カルガは我々と興奮を分け合った。この大きな夢を叶える工程で、我々が心細くなったとき、カルガは鋭くカアカアと鳴いて我々を励ました。我々は必死についていった、必死に走った、カルガに遅れをとらないように!

冬の木枯らしの中植えたコルブスのワイン工場、自らの手で厳選したブドウの木・・・そして今日、我々の努力の結晶であるワイン。カルガは毎日より高い空で翼をはためかせ、島の3000年の歴史を人々に知らしめるとともに、コルブスのワインを世界に広めるだろう。そして翼の合間に暖めてきた夢を実現させるだろう。上機嫌で飲んでいただけますように・・・。

ページの先頭へ